虫歯ですか!?
まさかね、作家先生がカッチョよくポーズをとっているだけでしょう!フリーターを経て、芥川賞作家になった中村文則さん。
全国のフリーターたちに夢と希望を与え続ける中村文則さんが、3月27日のボクらの時代に出演します!
中村文則のプロフィール
名前:中村 文則(なかむら ふみのり)
生年月日:1977年9月2日(38歳)
出身地:愛知県東海市
学歴:福島大学行政社会学部応用社会学科
職業:小説家
2000年に大学を卒業後、コンビニ店員として生活費を稼ぎながら小説家を目指していたという中村さん。
当時は1食に200円しかかけられず、自分が買えないコンビニ弁当を、消費期限の関係で廃棄することに疑問を感じていたといいます。
1食200円……おなか一杯にするには、食パン1欣を丸ごと食べるのがオススメですよ!満腹必至です!
食パンばっかり食べていたかは知りませんが、中村さんの作品が評価されたのは、2002年のことです。
「銃」という作品で第34回新潮新人賞を受賞し、この作品は芥川賞候補にも上がります!
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拾った銃の魅力に取りつかれ、撃ってみたいという危険な想いに翻弄されていく主人公の心理を鮮やかに描いていると評判です!
さらに2年後の2004年には、「遮光」で第26回野間文芸新人賞を受賞します。
レビューは賛否両論で、絶賛している人もいれば、そうでない人もいて、好き嫌いが分かれるようです。
ちなみに筆者はこの方の小説を読んだことがないのですが、心に闇を抱えた主人公が登場する物語として、銃のレビューを読んでいるうちに興味がわいてきました!
中村さんが芥川賞を受賞したのは2005年に発表した「土の中の子供」でした!
虐待を受けた子供が大人になって心の中を見つめなおすという内容のストーリなのだそうですが、虐待の描写などが見ていて辛いというレビューもあるようですね。
やはり中村さんの描く主人公というのは、どこか心に闇を持っている人物が多いのかもしれません。
気になる生い立ち
綾野剛さんは中村さんの大ファンなんですね!
こうしてみると兄弟のように見えなくもない二人ですが、中村さんは自分の外見も中身も冷静に(ちょっと低めに?)分析しています。
外見は5歳の時がピークで劣化を続けている。学校の成績も、小1までは天才レベルだった。
さては、小2でならう九九のあたりから勉強が嫌になったのでしょうか!?だとしたらめっちゃ共感しますわー。
九九の暗記が原因かどうかはわかりませんが、小2から学校の授業が全く耳に入らなくなったという中村さん。
授業中は格闘系のマンガを描いて時間をつぶしていたそうですが、自習はできても、人の話を聞くことができないという状況にかなり苦しんだようです。
高校生になったころ、人がいっぱいいる状況が嫌になって、高校に通えなくなったという中村さん。
何か心の病にかかっていたのかもしれませんね。
なぜそんな状態になったのかについては言及していませんが、1か月以上高校を休んだり、腰痛だとウソをついて「椅子にすわれない」と言って教室を出ていくことが頻繁にあったといいます。
大学に進んだあとも授業にはあまり顔を出さず、バンド活動に力を入れていたそうですが、その時に書いた詩を見ているうち、長い文章を作ってみようと思い立ったそうです。
そして大学在学中に最初の作品を書き上げた中村さんは、これが自分の生きる道だと確信したそうです!
そんな発見、なかなかできるものじゃないですよね!天職を見つけられるなんてうらやましいです!
結婚は?
2007年には、カメかダンゴムシになりたいと思い立ったという中村文則さん。
個人的には、世界一幸せなのは金持ちに飼われる猫だと思うのですが、中村さんは這いつくばってでも自由を手に入れたいタイプのようですね。
ダンゴムシなんて、幼稚園児に遊ばれてつぶされるか、アリに囲まれて命を落とすのがオチでしょうから、どちらか選べと言われたら亀ですね……。
え?選べなんて言ってない!?失礼しました。
現在中村さんは38歳なので、結婚していてもおかしくはないと思うのですが……残念ながら、プライベートな部分については情報を公開していないようです!
2010年「掏摸(スリ)」で第4回大江健三郎賞を受賞すると、翌年には目の下のクマと一生付き合うことを決意したという中村さん。
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2012年には目の下のクマをつくった犯人と思われる作品「掏摸(スリ)」が英訳され、アメリカのアマゾンで2013年3月のベスト小説10に選ばれました!
さらにこの作品は、アメリカのウォールストリートジャーナルで2012年のベスト10小説に選ばれます!
その後は世界14か国で翻訳され、日本の次世代を担う若手小説家として認知度が右肩上がりしています!
おすすめは?
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オウム真理教を彷彿とさせる教団X。
以前アメトークでピースの又吉さんやオードリーの若林さんが絶賛したことで注目を浴びました!
ただ、レビューを見ているとちょっと辛らつな書き込みが目立ちます。
‘物語自体は特に捻りもなくオリジナリティもなく希薄です。無駄に長く無駄に登場人物が多く、そして誰にも共感できないままダラダラ進みます。’
この作家さんの作品は好き嫌いが分かれるようですね!
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こちらは幅広い世代から好評を得ている作品です!
‘この作品は、生きることの憂鬱を見事に描き切った作品である。そして、その先の希望をも提示してくれた作品でもあった。’
中村さんの作品は、暗いイメージのものが多いですが、「この何もかも憂鬱な夜に」という作品には、暗いながらも、強いメッセージ性を感じられると評判です!
そして最新刊が「あなたが消えた夜に」です。
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こちらも読んだ人の感想は賛否両論。
純文学や暗い物語に免疫のない人には、少し重たすぎるかもしれません。
3月27日のボクらの時代では、又吉さんと西加奈子さんにならび、今を代表する若手小説家として自由なトークに参戦するという中村さん。
世界中にその作品が評価された芥川賞作家の素顔とは、どんなものなのでしょう!?