8日放送の「未来シアター」の革新者に
琉球ガラス職人の稲嶺盛吉さんが取り上げられます。
![inaminesikichi](http://trend-japon.com/wp-content/uploads/2014/08/inaminesikichi-289x300.jpg)
ぽってりとしたフォルムで、鮮やかな色使いが特徴の琉球ガラス。
僕も沖縄へ行った時にグラスを買ったことがあります。
独特の作風で琉球ガラスのスタイルを確立し、
カレー粉や黒糖などを用いた、新しい作品にも挑戦し、今もなお、
現役で活躍されている稲嶺盛吉さんや琉球ガラスについて気になることを色々調べました。
稲嶺盛吉さんの経歴
1940年1月15日沖縄県那覇市生まれ。
14歳の時、奥原硝子製造所に入社。
琉球ガラス村など、様々なところで技術を磨き、
1988年 独立し「宙吹きガラス工房 虹」を設立。
全国各地で個展を開催し、日本のみならず、
世界からも高く評価され、数々の賞を受賞。
74歳の現在も新たな作品を作り続ける現代の名工。
琉球ガラスとは?
琉球ガラスが作られ始めたのは明治の中期ごろだそうです。
沖縄の伝統工芸の中では最も歴史が浅くまだ100年ほどで、
沖縄の伝統工芸品として認定されたのは平成10年だそうです。
![ryukyuglass3](http://trend-japon.com/wp-content/uploads/2014/08/ryukyuglass3-300x157.jpg)
沖縄に駐留するアメリカ軍人に向けて作られるようになり、
量産され脚光を浴びるようになりました。
その頃の琉球ガラスの原料は再生ガラスが主でした。
![ryukyuglass2](http://trend-japon.com/wp-content/uploads/2014/08/ryukyuglass2-218x300.jpg)
アメリカ兵が捨てたコーラの空き瓶から生まれた再生ガラスには厚みがあり、
ガラスの中に気泡が混ざっていました。
![ryukyuglass1](http://trend-japon.com/wp-content/uploads/2014/08/ryukyuglass1-222x300.jpg)
本来は不良品となる気泡入りのガラスも、
琉球ガラスの特徴として取り入れ、
「宙吹き法」という鉄のパイプにつけたガラスの素をくるくる回しながら、
息を入れて膨らませる技法で作られる、
その素朴な味わいや温もりは現在も受け継がれています。
稲嶺盛吉さんの工房は?弟子は?
稲嶺盛吉さんが設立した工房 「宙吹きガラス工房 虹」は
那覇空港から車で約70分ほどのところにあります。
![glasskoubouniji](http://trend-japon.com/wp-content/uploads/2014/08/glasskoubouniji-300x225.jpg)
盛吉さんの息子であり、弟子である、盛一郎さんが
工場長を務め多くの工芸家が製作を行っているそうです。
![inaminesieiichiro](http://trend-japon.com/wp-content/uploads/2014/08/inaminesieiichiro-297x300.jpg)
工房の奥のギャラリーでは、多くの作品が展示販売されています。
住所:読谷村座喜味2748
TEL:098-958-6448
営業時間:9:00~18:00(工房見学は17:00まで)
工房の詳細はこちらから。
http://www.okinawastory.jp/view/portal/0010899100/
作品の販売や通販は?
稲嶺さんの作品は沖縄に行けば、ご自身の工房以外では
国際通りに10店舗ある「キッドハウス」というお土産屋さんで買うことができます。
![kidhouse](http://trend-japon.com/wp-content/uploads/2014/08/kidhouse-300x199.jpg)
僕も行ったことがあるんですが、国際通りに行けば
おそらくほとんどの人が行くと思いますし、すぐにわかると思いますよ。
通販ではここがオススメです。
http://kidhouse-glass.jp/gallery/
楽天市場では
http://item.rakuten.co.jp/okinawabeam/c/0000000147/
現代の名工の稲嶺盛吉さんの新しい挑戦が、
「未来シアター」ではどのように取り上げられるのか楽しみです。